母になったからこそ分かる”女性のキャリア”について女子大生が質問してみた!

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大学生の今から結婚や出産を考えた就活をするべきなのかな。
女性として納得したキャリアを築いていくために今できることはなんだろう…

就活をしている中で、こんな風に疑問を持ったことはありませんか?
私も女性としてのキャリアや働き方のベストを探っている、就活生の1人です。

これらの疑問を解消するべく、今回は”母”でありながらshabell新潟オフィスでたくさんの活躍を見せる3人の女性に疑問をぶつけてきました。

みなさん、転職や移住を経験されており、自身のキャリアについて自分が納得する選択を模索してきた方々です。
そんな方々だからこそ語れるキャリア形成への考えや、”働く母”のリアルな心情も伺うことができました。

女性のキャリアについて、あなたなりの答えを明確にする一助となれば幸いです。

今回お話してくれたのは、こんな方々!

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今成(左)、古賀(中央)、中村(右)

今成佳奈子 Imanari Kanako
新潟市出身、地元の高校卒業後、環境問題研究のため日本大学生物資源科学部へ進学。外食大手企業の店舗マネジメント・経理を経験後、ウエディングプランナーへ転身。結婚出産を経て新潟へUターンし、百貨店のハイブランドスーパーバイザーへ。コロナ禍にこれからの生き方についてを考え直しWEBデザイナーへ転身。WEBメディアの制作を通して、次世代への地域貢献と地域ブランディングに挑戦中。


中村綾夏 Nakamura Ayaka
村上市出身、地元の高校卒業後、都内の専門学校へ進学し、そのまま当校の教職員へ。クラス担任として、主に社会系科目を担当。出産を経て、コロナ禍で新潟へUターン。shabellのメディア運営部チーフとして働きつつ、家業である村上のお茶屋「北精園」を手伝い中。スキルなしシンママがどこまで成長できるか、日々自分の可能性を模索中。


古賀 淳子 Koga Junko
埼玉県出身。大学卒業後、百貨店での販売職、アパレルメーカーの品質管理とキャリアを重ね、夫の転勤を機に新潟へ転居・退職。専業主婦を経て新潟で新たなキャリアをリスタート。現在は株式会社shabellの新サービス「しゃべりお」の運営に携わる。

”母”でもキャリアアップを諦めない職場とは?

ーー働いている社員全員が”母”であるshabell新潟オフィスですが、そこはどんな職場になっているのでしょうか?

古賀:私たちはお母さんではありますが、一緒に仕事をしていて”お母さん”を感じることはないですね。
ただ、子どもがいるから急に仕事を休んだり、子どもを看ながら仕事をすることになったりすることはあります。でも、子どもがいるからこそ考えられるようになったこともあります。

今成:正直、子どもがいなければこの仕事に出会えていないと思います。恥ずかしい話ですが20代前半までは「自分が良ければいいや」と思っていましたし、自分のことで精一杯でしたから。でも、子どもがいてくれるからこそ”若い世代”や”未来”、”世の中”を良くしたいという気持ちに気付けたと思っています

中村:子ども世代の未来に責任感をもって向き合うようになりますよね。
職場に”母”が多いことのプラスの面は、誰かが子どもの用事で疲れている時や大変な思いをしている時、その気持ちに寄り添えること分かってもらえる安心感は本当に心強いと感じます

ーーなるほど。確かに”働く母”の大変さを共有できる職場環境って当たり前ではないですよね。皆さんの前の職場と比較すると、現在の職場はどんな観点で働きやすい環境なのでしょうか?

古賀:私は前の職場も、女性が多かったし上司もお子さんがいたので、すごく理解してくれていて恵まれた環境だったと思います。

今成:前職は販売員のマネジメントをしていて、自分がいないとお店が成り立たない仕事だったので、リモートで働けるshabellのお仕事に転職したことで、以前よりも家族との時間を大切にできていると感じています。例えば、子どもの用事で中抜けすることがありますが、夕食後に仕事しよう、逆に朝早くから仕事しようとか。上司と相談しながら、自分でフレキシブルに対応できることもありがたいです。

中村:私は子育てに配慮のある職場で働けていましたが、やはり穴をあけちゃいけない職種でした。同僚にたくさん迷惑をかけて申し訳なかったな。でもshabellは、会社が「”母”であることをキャリアアップの障害にしてはいけない」と言ってくれていて、リモートで仕事を任せてもらえたり、相談しやすい体制が整っているから、そういった不安はほとんどなく働けています

古賀:”母”のキャリアアップへの理解があることが、他の会社とshabellの1番の違いかもしれません。どんどんキャリアアップするのを歓迎してもらえて、”母”だから肩身が狭い思いをするってこともない。だから、今私は子育てとキャリア形成のどちらも叶えられていると感じています。

ーーやはり働きやすさには職場の人間関係の前に、会社の体制も重要ですよね。そう思うとベンチャー企業であることは、みなさんのキャリアにどんな影響があるのでしょうか?

今成:私はshabellで唯一のWEBデザイン担当を任されているので、正直言って責任は重いです。ですが、だからこそ他の企業で1年目にはできないようなことを任せてもらって、それがすごく成長とやりがいにつながっています。
経験値がない中での転職ですが、ベンチャー企業のshabellだからこそスタートからやりたいことにチャレンジさせてもらえてるのは本当にありがたいことです

中村:転職活動していた当時は、今と逆で”ベンチャー”が不安要素でした。就活生なら共感してもらえるかもしれませんが、いわゆる「安定性重視」みたいな感覚があったんですね。でも、入社前後から「そもそも”安定”とは何か」と自分自身も問い直すことができた気がしています。「ベンチャーは教育制度が整ってない」と言われますが、本人次第でいろんなことを経験させて任せてもらえる環境がありますし、いくらでも育ててもらうことができます。大手企業と比べると、研修制度こそ整備途中の企業が多いかもしれませんが、学べる環境は整っていると思います。

古賀:私は、東京で働いていて夫の転勤で突然新潟に移り住むことになったので、今まで少しずつ積み重ねてきたキャリアプランを急に中止しなくちゃいけなくなりました。新潟に今までと同じ仕事はなかったし、周りの歳の近い人たちは多くが会社の役職についている。新潟で新しい仕事に就いたら、急いで成長しなくちゃと思っていました。大きい会社よりも、1人分の比重が高いベンチャー企業の方が、0から色んなことができると考えて、ベンチャー企業に就職することに決めたんです。

ーー自分でチャレンジできてフィールドを広げられるベンチャー企業こそが”母”である3人のキャリアイメージにハマったわけですね。

大学生の今から結婚・出産することを考えて就活するべき?

ーー本日のメイン質問1つ目です。やはり大学生の今から結婚・出産を考えて安定した大企業に勤める方が、後々困らないものでしょうか?

古賀:女性は結婚や出産があってキャリアにおける軸がぶれることも多いですが、今の時代、制度が整っている企業・職場が多いのに加えて、結婚・出産を自分がいつするのかもわからないもの。わたしは”その時”に考えるのがベストなのではないかと思います。
その時々の価値観によって、今いる会社が自分に合っているかを考えたらいいのでは。

私が今の就活生だったら、性格上きっと新人教育が手厚い会社を選ぶかな。教育に投資してくれる企業でたくさん学んで、自分のやりたいことや価値観を見つめなおしたタイミングで、別の企業に行きたいなら転職するなどの道筋を立てるような気がします。
未来の結婚出産を考えるよりも、こんな仕事がしたい、社会人になったらこんなことをやりたいなど、夢を追いかける方を優先したらいいのではと思います。私自身も、実際のところは迷って自分がやりたいと思っていない職種を受けたこともあったけど、今思うともったいない時間だったな。

中村:考えてもキリがないのに、やりたいことよりも保険をかけにいってしまう思考、分かるな。でも私もじゅんちゃん(古賀)と同じで、結婚や出産といった未確定な将来のライフイベントよりも、自分は何をがしたいか考えることをおすすめします。

もし大企業か他か、安定か挑戦か、といった迷いを抱えているのなら、自分は社会に出てまず何を吸収したいかを考えてみるのも一つかもしれないですね。転職をしてキャリアアップを図ったり、パラレルキャリアで自分のありたい姿を実現させたり、これだけ働き方も多様になっている現代だから、とことん「今の自分」に向き合ってもいいんじゃないかなと思います。

今成:私は新卒で大手企業に就職したのですが、今の働き方が好きなので、ここからもし、もう一度就活生に戻ったらまた大企業に就職するかはすごく悩みますね。ですが、社会人としての基礎を新卒時代に学んだ経験は、今でも基礎となって役に立っています。
就職氷河期に就活をしていた私にとって、就活って辛くて苦しいもので、それから逃れるように企業を決めてしまったけど、自分が納得できるところまで粘って、もっとたくさんの業種や企業も視野に入れられたらよかったと思っています。

ーー確かに、結婚・出産を大学生の内から考えてもキリがないですよね。私も、大学生のうちから”なりたい自分”と向き合ってキャリアプランを立てていきたいと思います。
そう考えると、「出産・子育てのために、親元で就職した方が困らない」ということもないのでしょうか?

古賀:親元で就職した方がいいのかは、それぞれだと思います。出産・子育てのためではなくても、親の側にいた方が安心感があっていろんなことに挑戦できる人もいるでしょうし、私みたいに早く実家から出て親の目から解放されたい人もいるだろうし(笑)

今成:私の場合、新卒当時は新潟では就職したいと思える企業を探すことができなくて、親元離れた都内で就職をしました。2人目の子どもが生まれたときに新潟に帰ってきましたが、結果的に都内で経験を積めたことは本当に良かったと思っています。

中村:私も大体の流れは今成と同じで、子どもが生まれるまでは東京にいて、出産などの転機に新潟にUターンしてきました。
都内で暮らしていたときは「将来的には新潟に戻れたらいいのかもな〜」とよく考えていたし、逆にUターンして親と同居している今は「親との程よい距離って必要だな、、」と思うこともあります(笑)
要するにどっちを選んでも、違う選択肢が気になるものなんだろうなってことです(笑)

ーー確かに、出産・育児環境に関する考えは、その時々によって大きく変わりそうですよね。私は地元の新潟に貢献したいという思いが強いし、親元で働く方が安心して成長できそう…自分にあった働き方やプライベートの過ごし方を想像してみることが大切かもしれませんね。

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将来、自分らしく働くためには今から何ができる?

ーーでは2つ目の質問に入ります。shabellで働く3人はのびのびと自分らしく、やりがいを感じながら働けていると感じます。そんな自分らしく働ける仕事にいきつくためには、どうしたらよいのでしょうか?

古賀:他の人にとってはやりがいを感じない仕事でも、自分の仕事への向き合い方によってやりがいになることもありますし、つまらないと思っていても、自分で目標をたてて達成したときに嬉しく感じるかもしれません。
つまり、その人のモノの見方次第でどうにでもなる物事をプラスにみられるようにすることが大事ですよね

今成:自分の就活を反省すると、社会理解はもちろん、自己分析・自己理解も足りていなかったですね。一般論とか、周囲の目を気にせず、自分の好きなことや頑張れることを深く掘り下げて、自分のやりたいことを見つけられていればよかったです。「私に向いてないかな」とすぐに諦めずに、ちゃんと自分と向き合ってポジティブに考えられる部分とネガティブに考えてしまう部分などを分析してみてほしいと思います

中村:今の話はきっと子育てや生活に追われて、「自分のやりたいこと」よりも「今できること」にただ必死になっていた時期があったからこそ、そう思うんですよね?尚且つ、コロナ禍で改めて「自分のやりたいこと」と向き合って一歩踏み出した、そんな経緯を持つカナさん(今成)だからこその話なのかな。

今成:そうですね。「未経験でデザイナーなんて無理でしょ」と素直になれなかった時もあったけれど、最後には「未経験でも自分でやってみたい」という思いにまっすぐに向き合ったからこそ挑戦できた。
高校生や中学生の段階で、ある程度は自分というものができあがっているけれど、しっかりと自分と向き合っていないと、自分が何をしたいかなんてわからないですよね。自分のために時間が使える大学生の時こそ、自分と向き合って考えてみてほしいと思います。

ーー就活で、社会理解・自己理解が大事とよく言われますが、やはり必須なものなのですね。自分がポジティブになれること、ネガティブに考えてしまうことに気づくために、少し”なんとなく過ごす”ことを辞めてみようかな。私は、どうしようもないことで悩んでしまうことも多いので、プラス思考も鍛えていきたいですね。

最後に

”母”だけの職場で働くshabell新潟オフィスの3人に、女性のキャリアについてたくさん語っていただきました。
今、将来に悩んでいる女子大学生や就職活動中の方にとって、取り入れたい考えが多くあったのではないでしょうか。
チャレンジできるフィールドを自らどんどん広げているお母さんたち、本当に尊敬します。
私も3人のように自分としっかりと向き合いながら、キャリアをスタートしたいと思います!

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