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理想の働き方を手に入れた。新潟拠点リモートワーカーに、あれこれ聞いてみた!

新潟リモートワーカーサムネイル

今回は、新潟で自分らしい自由な働き方を広げていきたいと活動する、「かっしーさん」こと鹿嶋功貴さんが主催するトークイベントに参加してきました。

ゲストは当メディアでも以前取材させていただいた江口綾さんと、WEBデザイナーの野口ひかるさん。

フルリモートで限りなく理想の働き方を実現しているおふたりの話からは、働き方についてはもちろん、それ以前の「明日の活力になるようなマインド」についても伺うことができました。

イベントで飛び交ったとても素敵な言葉たちを会場だけに留めるのはもったいないので、記事として残しておきます。

リモートなどの働き方に興味はあるけど自分ではスキル不足だと思っている方、
現状の働き方にモヤモヤを抱えている方に届いて欲しい内容です。

 

新潟の女性リモートワーカーによるトークイベント概要

新潟でリモートワーク

新潟駅近くのとあるコワーキングスペースでひかれた今回のイベント。ゲストの江口綾さん、野口ひかるさんを囲んで、ディスタンスが保たれた広々とした空間のなか、終始和やかな雰囲気で進行していきました。

今回のイベントゲストの自己紹介はこちら!

江口綾さん

新潟市出身、36歳2児のママ。
現在は新潟市秋葉区のご自宅から、東京のデザインコンサル会社にフルリモート勤務。
業務内容は取締役付秘書が主な業務であるが、昨年からは広報チームの立ち上げから運営までもこなしている。
さらに今年度からはインバウンド業務メンバーにもアサインされ、秘書業務、広報業務と並行して合計3つの事業に携わる。
いわゆる社内の「なんでも屋」的存在。
株式会社ニューロマジック:https://www.neuromagic.com/

 

野口ひかるさん

新潟市出身、25歳。新潟のwebデザイン・制作会社に勤務。
webデザイナーとして入社するも、チームのマネジメントや企画設計業務にも携わるようになり、現在はデザインよりもその他のことが主な業務内容。
社員でありながらも「週3日勤務・フルリモートOK」であるため、フリーランスとして他の企業にもジョインしている。
フリーランスとしては、スタートアップの経営や運営設計、マネジメントが主な業務内容である。

 

それぞれのリモートワークへの辿り着き

新潟リモートワークイベント風景4

ーおふたりはそれぞれいろんな経緯で現在のワークスタイルを築かれていますが、リモートワーカーになる前はどんな仕事と働き方をされていたのでしょうか。

江口綾さん:私は某大手自動車販売店で営業をしていました。いわゆるディーラーですね。
元々は美術大学でwebデザインなどを学んでいたのですが、あまり私には向いていないと感じ、営業職に就職したんです。

当時配属された部署の女性ディーラーは私1人だったので、男性ディーラーに負けじと必死に食らいついていました。おかげでタイヤ交換は今でもできますし、車の査定に関する知識も大体は残っています(笑)

しかし、そこまで車が好きだったわけではないので、自分の好きな事を職業にしたく転職をしました。
次の職場は私自身
が好きなジャンルである美容業界、某大手美容事業会社に勤務。そこでは約10年間従事して、最終的に「エリアマネージャー」まで昇り詰めて、結婚出産をきっかけに退職しました。

その後はフリーランスとしてライターなどさまざまな仕事を経験し、現在の会社に巡り合うことになります。

美容業界にいた頃、最後の5年間くらいはマネージャー職になっていたため、複数の店舗を運営していました。そうなると1ヶ月の半分は新潟にいない生活なんです。独身の頃はそんな生き方もよかったのですが、出産をして母になってからは状況が全く変わりました。妊娠中はお腹が大きくても気合いで働いていましたし、夫とは別居婚でしたが、出産後もこのまま気合いで1人育児をやり遂げられると思っていたんです。

しかし、そんな計画は産後3ヶ月で私のメンタルと共に崩れ落ちました(笑)
仕事も、育児も、自分のメンタルケアも何ひとつうまくこなせず、追い詰められてようやく自分が築いてきたキャリアにひと区切りつける覚悟が決まりました

「これからは子供が熱を出しても、家にいてあげられる働き方をしよう」と思い、クラウドワークサービスに片っ端から登録。しかし、育児をしながらフリーランスとして仕事を獲得するのも大変で、結果的に会社に属すべく転職活動を始めました。

しかし、子供が幼いことを理由に10社以上から不採用とされ、またしても追い込まれていた頃に、ようやく現在の会社と出会えたんです。

 

野口ひかるさん:私はまだまだ経験が浅いので、高校時代からお話ししますね。まず、私は高校3年生の1年間でアメリカに留学しました。
当時そんなに英語も話せなかったくせに、行動力とパッションだけでアメリカの田舎町に飛び込みました(笑)

すると、町に日本人がほぼいないことで珍しがられ、周囲の人たちがとっても親切にしてくれたんです。おかげで語学もマインドもたくさん学ぶことができ、海外や異文化の楽しさに気付くことができました。

帰国後は、新潟空港の国際線カウンターでグランドスタッフとして働き始めました。空港という憧れの場所で、かっこいい制服を着て非日常に触れられる仕事。本当に楽しくて素敵な仕事でしたが、一方で「このままでいいのかな」という考えが悶々と膨らんでいき、2年ほどで退職。

その後は、これまで貯めてきたお金で再びアメリカへ渡り、3ヶ月間死ぬほど遊び呆けました(笑)

そして貯金をほぼゼロにして帰国し、あまりのお金の無さから、短期的に高賃金の仕事に就こうと思って夜職(ガールズバー)で働き始めます。すると、入って3ヶ月で店長に就任し、そのまま約2年間勤務。
その2年間はお店の経営や、他のスタッフたちのマネジメントがとにかく楽しくて!この時の経験は、今の私に強く影響している気がします。しかし、こちらも長くは勤められない仕事だと思っていたため、貯金額の目標を決めて達成と同時に卒業しました。

夜職を辞めてからは、友人と2人で東南アジアへバックパッカーの旅をしました
途中ラオスで「象使い」の国家資格を取得したりしながら(笑)
観光地だけでなくローカルなところにも訪れて、その国の人々の生活や文化に触れてきました。

そんな旅をしていると、同じ日本人バックパッカーにもたくさん出会います。出会いの中で、“旅”を人生の中心に生活する方々のマインドに触れ、私が知らなかったワークスタイルや人生観を学ばせてもらいました。

そして、コロナをきっかけに帰国し、在宅期間中にwebデザインを学び、現在のワークスタイルに繋がります

 

ノマドワーカー

 

ーおふたりが今されている仕事について、具体的に何をしているか教えてください。

野口ひかるさん:私は会社員とフリーランスを半々でやっています。会社員の方では、元々webデザイナーとして入社し、デザインだけを担当していたんです。しかし、社長に声をかけていただいてお話をしているうちに「野口さんはデザイナーよりも、設計や企画の方が向いているんじゃない?」と言われたんです(笑)

確かに、自分でもチームや組織の設計などに興味はありました。そして、社長の言葉通りデザイナーを飛び越えたところに関わっていくうちに、「これは楽しい!性格的にもあっているかも」と感じるようになっていったんです。

今ではwebデザイナーの業務はほとんど抱えておらず、チームをまとめて他のチームとの連携を図ったりするようなマネジメント業務を主に担当しています。

もう半分のフリーランスとしても、チームマネジメントやスタートアップ企業のサービス設計などをサポートしています。

先ほど私の経歴を話した通り、元々特に何のスキルも持っていませんでした。バックパックの旅からコロナで帰国し、半年間は職業訓練校に通い、webデザインを学んで就職。
入社してから結果的にデザインではない道へ。今の業務をするようになった初めの頃は、社長からマンツーマンで論理思考を叩き込まれました。今だって日々勉強中ですね。

マネジメント業務をやっているとはいえ、「できている」ではなく「勉強中」という表現がふさわしいです

 

江口綾さん:私は肩書きこそ「秘書」ですが、様々な業務を担当することが多く「何でも屋」に近いですね。今いる会社は、“誰が言うか、よりも何をいうか”と言う社風を大切にしています。

過去に勤務していた大手企業は、完全なる官僚制ピラミッド型の組織。中間管理職である私が社長に口を訊こうものなら、上司からのお叱りを受けるのが当たり前の世界でした。

しかし現在の会社では、入社2日目にして社長から「会社をより良くしていく為にどんなアイディアがある?」と尋ねられ、私の意見を求めてくださいました。せっかくなので、私も思っていることをズケズケと話したんです。デザインもディレクションも、営業も経営も、やれることはどんどん挑戦してみたいと。

結果的に、何でもやっています。作ったことない企画書も、相場をわかっていない請求書も、調べて、作って、確認してもらって、思ったことを伝えて、、、(笑)

私自身、何のポジションなのかあまりわかっていません(笑)

でもありがたいことに、秘書として会社の役員の隣にいると、会社の経営者目線に立てるんです。自然といろんな視点を得られますし、この会社をどうしていこうかという思考になれます。やれることや考えられること、挑戦できることは語り尽くせないですし、確実に「秘書」の範疇は超えています

 

鹿嶋功貴かっしーさん切り抜き
ファシリテーターかっしーさん
リモートワーク云々に限らず、人と仕事をする上では“小さな思いやり”や“少しの先回り”が大事ですね。
おふたりの例を見ても、自分にできる範疇で仕事をするのではなく、相手に何を提供できるかという物差しで仕事をしている。
たまに「自分にもリモートでやれる仕事紹介して」と訪ねられることもあるんですが、“自分にできるリモートワーク”ではなく相手にどんなことを提供できるのか”を探すマインドが大事。それが、結果的にリモートワークなどの働きやすいスタイルに繋がっていくのだと、おふたりの話を聞いて改めて感じました。

リモートワーカーになって、好きなものや大切なものに気付けた

ーでは、おふたりがリモートワーカーになって変わった点を教えていただきたいと思います。

野口ひかるさん:私は、自分が“会社組織に属すること”自体を嫌っているわけではないと気が付きましたね
旅に代表されるように“非日常”が好きであり、時間と場所に縛られるのが嫌いなんです。だから、誰かと一緒に仕事をしたり、チームで成し遂げるということ自体は楽しくて大好きなんです。

また、もう1つの変化として、本当にどこでも自由に行けるようになりました
今の私はノマドワーカーとして、基本的に月1回以上は新潟ではない土地で過ごしています。でも、それは今いるところから解放されるためではなく、旅で出会った日本各地にいる友人に会いにいくためだったりするんです。
逆に新潟にいるときは、やっぱりチームメイトに会いたいので、リモートで良いにも関わらずほぼ必ず出社します。
“会社に出勤する”というより“同僚に会いに行く”という感覚ですね(笑)

だから、リモートワーカーになって改めて、私は“人との繋がり”を大切にしているのだと気付きました

 

江口綾さん:私はひかるさんとは真逆で、定住を求めてリモートワーカーになったんです。子どもが生まれるまでの前職マネージャー時代は、担当している店舗がある日本各地を転々と動き回っていました。腰を据えて根を下ろしたくて今に至るんです。なので、“転々とせずに落ち着けるようになったこと”が変化ですね

そして2つ目は“親を好きになったこと”です。

私は厳しい親のもとで、比較的親の言いなりになって生きてきました。だからこそ、忙しかった前職時代に初めて親の知りようがないところを飛び回れたんです。
そうなったら、もうなぜか気持ちが弾けてしまい「私のことは放っておいて。私だって、親のことや家のことは知らないし関係ない」という感覚になっていました。

しかし、私自身が親となり、リモートワーカーとなったことで、必然的に子供や家族のことを考える時間が増加
すると、自然と親に対する感謝や愛情も膨らみ「私が家の仏壇を守っていきたい」などと思えるようになったんです(笑)

あとおまけに、洗濯物などの家事も溜まらなくなりました!ソファの埃もストレスも!これは大きな変化ですね(笑)

 

子供の後ろ姿

 

ーおふたりから、新潟でリモートワークをしたい人に伝えたいことやアドバイスはありませんか。

野口ひかるさん:会社からしたら、その場所にいてくれる人よりも、その会社のことをより良くしていきたいと本気で考えている人の方が必要だと思うんです。だから、自分が会社に対してこうしたいと求めることがあるのならば、それ以上の価値提供を会社に対してすればいい。「リモートでもいいよ、どこに行ってもいいよ」と言ってもらえる状況とか、会社が手放さない存在になれたらいいのではないかな

なので、求める以前にまずは価値提供をしようとするマインドが大切なんじゃないかなと思います。

あの、全然上から目線で言うつもりはないんです。もし偉そうに聞こえたらすいません(笑)

 

江口綾さん:私もひかるさんと同意見ですね。私自身も持ち続けていたい感覚なんですが、「会社に与えてもらうもの」とか「会社に貢献しないといけない」とか言うものではなく、「ただ目の前の人にハッピーになってほしい」と思って尽くせば自ずと周囲に対する価値提供ってできるんじゃないかな

そういうマインドで過ごしている人は、きっとリモートワークだったり、自分がやりたい働き方に繋がっていきやすいと思います。
だから、リモートワークしたい人に対して私がおすすめしたいのは、スキルよりもマインドセットですね。

 

新潟リモートワークイベント風景1

 

ー今後のご自身の展望について教えてください。

江口綾さん:まずは母として責任を持って子供を育てたい。そこは仕事よりも優先で、人生における今の最重要ミッションです。
その上での話として、リモートワークをするようになって“母の働く姿”や“母と一緒に働いている相手”を子供に見せられるようになったんです。それは子供に対して、とてもいい影響を与えている気がします。

私が働いている会社は海外でも勤務ができ、母国に一時帰国しながら勤務している外国人もいるため、オンラインミーティングの時などはお互いの子どもが侵入してきたりもします(笑)母国語もカタコトな子ども同士なのに、なぜかコミュニケーションが図れているなんてことも(笑)

そんな感じで、子どもにも私自身にもいい環境を築けているので、引き続き仕事をしながら子育てにもプラスになるものを作っていきたいなと思っています。

また、私自身がママになってからの転職活動で大苦戦した経験があるので、同じような境遇にいて悩んでいる女性の少しでも力になりたい想いが強くあります。

 

野口ひかるさん:ワークライフスタイルとしては、そろそろ海外に行きたいですね。コロナが蔓延しだしてから2年半は、私にとっていいチャージ期間だったんです。最初の半年間はwebデザインを学び、その後1年間は会社でたくさん指導していただいて、直近1年間はフリーランスとしての仕事も受けられたことで活動の幅を広げることができました。国内にもいろんなところに足を運べました。
なので、これからはいよいよ“パソコンひとつでできる仕事”をもって海外に行きたいですね。また旅にも出たいです。

キャリアビジョンとしては、いつかは起業してみたいと思っています。チームづくりや、みんなで成果を生み出すことが好きで楽しくてたまらないので、いつか最高なメンバーと最高なものを作り上げていくことがしたいと思っているんです。

 

***

 

今回のイベントで聞けた江口綾さんと野口ひかるさんのお話は、“子供を第一に考えるママ視点”と“出会いや経験を大事にしたい女性の視点”が交差しつつも共感しあっている内容でした。

リモートワークのように、自身の生活スタイルと仕事を無理なく両立していける働き方って、多くの方にとって理想的なのではないかと思います。特に新潟って、大雪で出勤できない日や家を出るために早朝から雪かき作業に追われる日などがありますよね。リモートワークなどの柔軟な働き方が浸透したら、全体的な生産性も上がるのではないでしょうか。

ただ、リモートワークが全ての解決策になる訳ではないですし、そもそもリモートが不可能な職業もあります。
闇雲にみんながリモートになればいいのにと思っている訳ではなく、より多くの方が無理なくハッピーなワークスタイルを築けたらいいなと願っているのです。

また、今回のイベントの中で終始触れられていた、”求めるのではなく、どれだけ価値を提供できるか“というマインドは、私自身も胸に刻んでおきたい言葉でした。このgiver精神は、子ども達にもきちんと伝えていきたいですね。

 

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シーポイントニイガタ鈴木博之と星亜矢子
   
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