86の酒蔵が集結!?新潟清酒酒場イベントを取材!

清酒酒場新潟

 

日本酒は日本の伝統的な産業の一つです。
そんな日本酒ですが、これまで清酒製造免許の新規発行を行っていませんでした。
(清酒製造免許とは、お酒の製造ができる免許のこと)

しかし!今年”輸出用限定”で清酒製造免許の取得が可能になりました!
背景にはあるのは、海外で巻き起こる日本酒ブーム。

輸出量は年々増え続け、去年はコロナ禍にも関わらず過去最高の241億円の規模にまで発展しました。

今回は、そんな日本酒のイベント「新潟清酒酒場」を取材しました!
イベントの雰囲気に加え、日本酒の味も記事を通して伝えます!

 

根強い日本酒文化

新潟県内には日本でも最も多い、88の酒蔵があり、100年以上の歴史をもつ酒蔵も多く存在します。また、日本酒生産量も全国3位となっており、まさに日本有数の酒どころです。

新潟県の雪深い気候や、長年受け継がれてきた越後杜氏の匠の技、そして新潟の大地で育まれたお米によって造られる新潟清酒は、軽快で淡麗な味わいであり、国内外で高い人気を誇っています。

私も何回か新潟にお邪魔しましたが、乾杯はビールではなく日本酒ではじまる方もいらっしゃいました(笑)
新潟県とのつながりも強く、切っても切れない関係と言えますね。

 

新潟清酒酒場とは?

新潟清酒酒場の様子

こちらのイベントは新潟市で11月20日(土)、21日(日)の2日間にかけて、日本酒の消費喚起を目的として行われました。県内86の酒蔵が集まり、それらの試飲や販売がされました。

概要
日時:2021年11/20(土)、21(日)
​    10:00~19:30(2時間ごとに完全入れ替え制)
会場:万代島多目的広場「大かま」
   新潟市中央区万代島4番地2
主催:新潟県酒造組合

参加は1枠2時間(上限200人)ごとの入れ替え制で、参加者は全員抗体検査を行い、コロナウイルス感染症対策は徹底して行われており、私も安心してイベントを楽しむことができました!

参加者からは
「人が多すぎず感染症対策も徹底されており、日本酒を楽しめることができた」
「交流も多くあり、情報交換も有意義にできた」
とポジティブな声も多くあり、大変大盛況なイベントでした!

 

にいがた酒の陣に代わる、プレ酒の陣

にいがた酒の陣
新潟県酒造組合 にいがた酒の陣 https://www.niigata-sake.or.jp/sakenojin/
にいがた酒の陣」は新潟県酒造組合の50周年を記念して、2004年に第1回が開催された、大人気の日本酒イベントです。毎年3月におよそ10万人を超える来場者が訪れます。

モデルとなったのは、ドイツのミュンヘンで1810年から開催されている伝統的なビールの祭典「オクトーバーフェスト」。その土地を大切にし、県外及び国外から来た人たちと共に、地元の食と地酒を楽しむことがコンセプトです。

新潟県内の80蔵以上から500種類以上の銘柄が登場します。
会場内は「佐渡・上越」「中越」「下越」というエリアに分かれ、会場でお目当ての日本酒が探しやすいように工夫されています。他にも、お酒だけでなく、新潟県のグルメを堪能できるブースもあるそうです!

そんな「にいがた酒の陣」ですが、コロナウイルスの影響で3年連続中止が決まっています。
そこでNewStyleとして行われたリアルとオンラインでのプレ『酒の陣』、その名も『新潟清酒酒場』が開催!

新潟県産の日本酒を新たな形でPRしたい

新潟清酒オンライン酒場

オフラインのイベントが行われるにあたり、11月13日には今回のイベントに先駆け古舘伊知郎氏をスペシャルナビゲーターとして迎え「新潟清酒オンライン酒場」というイベントも開催されました。遠方に居ても楽しめる、そんなイベントです!

 

このイベントをきっかけにもっとファンを増やしていきたい

麒麟山
今回のイベントを通して私が感じたのは、意外にも若者が参加をしている!というところです。
若者の日本酒離れが課題にもなっていると聞きましたが、若い夫婦の方や学生が日本酒を楽しそうに飲み比べをされていて、まだまだこの文化は広がっていくだろうと感じました。

私自身もこんなにたくさんの日本酒を飲む機会は今までなかったため、50種ほど飲み比べをさせて頂き味の違いを楽しませていただきました。

そんな素敵なイベントが開催されている日本酒業界。国内外での、今後の盛り上がりが楽しみです。

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