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【ベンチャー企業】イードア石川翔太さんに聞く「地方×ベンチャー」の可能性とは

石川翔太

今回は株式会社イードア新潟支社長の石川翔太さんへインタビューを行いました。石川さんは東京から新潟へIターンを行い、現在は新潟の企業人の価値を日本、世界へ届ける活動をしています。働くことへの考え方や、新潟へ働くことについてお話しいただきました。

Uターン、Iターンを考えている方々に是非読んでいただきたい記事です!

人生の生き方を考えた末に出会えた会社

ー学生時代はどんな人だったんですか?

石川翔太さん:妹を2人持つ長男としての家庭で育ちました。僕は妹が大好きだったので、妹たちが喜ぶファンタジーな世界の遊びをよくしていましたね。なので、ディズニーに行ったり、ディズニーごっこをしたりすることが好きでした。そういうことをしていたので、何かを発想することが好きでした。

小学生の頃の夏休みの自由研究では、日常生活にこういうものがあったらいいよねという発明を毎年やっていて、県で表彰されることもありましたね。

中学は受験をし、中高一貫の私立の男子校に入学しました。その中学はやたらと勉強をさせられる学校で、さらにその進学コースに入ってしまったんです。高校も居残り勉強会があるような毎日でした。そうすると母も心配をして「何かやってみなさい」と声をかけられて楽器を渡されて、そこから吹奏楽部に入って、部活はしっかり頑張りました。

 

ー幼い頃から常に探究心や好奇心に溢れていたんですね。ベンチャーに飛び込んだのも何かやってみたいことがあったからなんですか?

石川翔太さん:大学受験では一切勉強をしていなくて浪人生活を送ったんですけど、浪人生活では覚悟を決めて友達とは付き合わないようにして慶應大学を志望して結果入学しました。

小学生の頃からドラマ「HERO」の木村拓哉に憧れて、弁護士や検事を目指していたんですけど、それもやっぱ勉強なんですよね。みんな予備校行ったりして、勉強ばっかり・文字ばっかりで全然面白くないなって思って…それから逃げるように、民間・就活にしようと思って就活をはじめました。

そして当時いろいろ受けてメガベンチャーに内定をもらったんですけど、そこで単位を落として半年間留年しました。同時期に、おじいちゃんが死んでしまって、そこから色々考えはじめて。どういうふうに人生を生きようか、みたいなことをはじめて真剣に考えたんです。

それまではなんとなくでしか人生考えてなかったタイプだったんですけど、そこから生きることって考えないといけないなって思って、死ぬときのことから人生を考えはじめたんですよね。そこでこれまで人生適当に考えてたなって。。。

内定をもらってた企業も上から順に受けて、選んだ理由を後から付けてましたし、選択肢があってそれを選んであとからロジックを付けた感じでした。その考えを改めて、10人以下の小さい会社に行こうと思って探しまくって、そこで出会ったのがイードアでした。

 

本当のゼロイチの力

ーどういった考えで10人以下の会社に入ろうと思ったんですか?

石川翔太さん:人生を逆算して、自分には何が大事なんだろうって考えたときに、実績がどうこうより豊かな人生が歩めたらいいなって思ったんです。そうなった瞬間に大きな会社に行くことは自分には理由がないと思ったんです。

あとは企業がヒト・モノ・カネ・情報・顧客という要素で整理されるとするならば、それを一番広く触れることができるのが、「ゼロイチ」という発想なんじゃないかなって思いました。ゼロイチという力を身に着けたかったんですよね。そうすると将来なんでもできるような気がして。

そこから「ゼロイチ」を考えると、なんかそこそこ規模があるベンチャーが言うゼロイチって、研修があったり先輩がいたり、色んなリソースが既にある上でのゼロイチになりそうだなと思って、なんか求めてる「ゼロイチ」とは違うなって思ったんですよ。当時の発想だと、本当のゼロイチって10人以下とかでフラットな組織で一人がサボったら潰れるくらいの企業なんじゃないかなって思いました。

 

ー入社した当初と比べてこれまでに付いた力はどんなものがありますか?

石川翔太さん:なんだろう。。。入社して当初1年半くらいはめちゃくちゃ苦しかったんですよ。新卒は他にいなくて超生意気で超自分思考だった自分に社長が向き合ってくれて考え方のところから教えてくれたんですよね。

そこで得た考え方とか姿勢とかは良かったですね。そのときは自分の意見を持たずに人の意見を聞くスタンスだったんですけど、それはとてもストレスフルな環境でした。でもそういう経験を経ると、そこから情報が一気に入ってくるようになったなっていう感覚はあります。

そういったおかげで人の意図を汲み取ることができる力は人よりも少しあるんじゃないかと思ってます。それからは人事や社内づくり、組織づくりを経験したりしました。他にもFocus on(新規事業)の立ち上げや社内の大きなコンサル案件も振ってもらってました。

インタビューを受ける石川翔太

 

第2の故郷ではじめるイノベーション

ー今はどんなお仕事をやっているのでしょうか。

石川翔太さん:今はイードア社で新潟の支社長をやりながら、外部のスタートアップのCOOとか、新潟の地場の中小企業の新規事業担当とか、中小企業庁の仕事をしてたりしてます。一言でいうと、地域にイノベーションを起こすための活動といえるでしょうか。

僕自身のスキルセットとしては、組織開発とアントレプレナーシップというのが研究領域で強くて、これをベースに中小企業向けはイノベーションキーワードにしたコンサル/事業プロデュースみたいなことをしています。

 

ーイードア社が新潟に進出をしたきっかけはなんだったんですか?

石川翔太さん:元々、コンサルティング事業のアシスタントチームを東京ではない拠点に作りたかったんですよ。そこでいくつか拠点を探していた中で、新潟県庁の方の感じが良くて、新潟に進出しました。アシスタントチームを東京以外に置きたかったのは、東京以外だと、長く色んなスキルやノウハウを蓄積してくれる人材がいると考えたからです。

 

ー1年間新潟で働いてみて思う、新潟の良さってどんなところがありますか?

石川翔太さん:新潟の良さは「食」と「人」ですかね。「食」に関して言うと、やっぱり自然が豊かだからその場でしか取れないものや、食べられないものがたくさんあるんですよ。

例えばル・レクチェという果物があるんですよ。ラ・フランスみたいな果物です。ル・レクチェは県内でほとんど消費されてるんですけど、そういう果物がたくさんあるんです。他にも越後姫というイチゴもあります。

 

ー新潟で働くということについてはどうですか?

石川翔太さん:僕が関東生まれ関東育ちの人全般に言っているんですけど、一回くらい地方に出てみたら良いんじゃないかなって思ってるんです。新潟で働いて良いなって思ったのが、東京以外に地元ができる感じなんです。

僕は東京生まれ東京育ちなんですけど、大学生の時に夏休みに友達が地元に帰るっていう話しをしていてそれがめっちゃ良いなって思ってたんです。

コロナの影響によってリモートでも仕事ができることが証明されたので、だったらそのまま仕事を地方に持っていけばいいじゃんって思うんですよね。新潟って住みやすいし尚更オススメです。

 

ー石川さんがその働く上で、大事にしていることはありますか?

石川翔太さん:人のためではありたいです。人のためでありたいし、この世の中がもっと人のための世の中であったらいいなって思うんですよ。自分じゃない誰かのことを考えられる能力をより持てる世の中のほうがいいんじゃないかなって思うんです。それを追求したくて、人間の無意識レベルの向社会的行動を促進させたいと思っていて、そうなればもっと豊かになる気がするんですよ。

例えば街中で声をかけたときに警戒されることだったり、ネット上で叩くことだったりがすごい嫌なんです。なんか人が人を表面的にしか捉えようとしない人の問題とか社会全体の問題とかそういうのがすごい嫌で、それを解消するためには人間が無意識的に当たり前に向社会的な状態であると、そこの抵抗感って無くなるんじゃないかって思うんです。

そういうこうなったらいいなっていう世の中の状態があって、より適切な状態にもっていきたいというのが僕の人生の在り方なんです。

 

ー今後新潟で行っていきたいことはどんなことですか?

石川翔太さん:新潟を盛り上げるには、「産産官学」という造語をつくっていて。その土地にしか無いものを引き出した上で、いろんな企業やスタートアップ企業と協業やコラボレーションしていって、イノベーションを起こしていかないといけないと思ってるんです。

そういうことができると新潟に限らずいろんな地方が真似してできるんじゃないかと思っているので、そういうモデルを作りたいなって思ってます。

 

ーそのモデルを作るポイントはどこにありますか?

石川翔太さん:やっぱり行政の力だったり、地場企業の力ですかね。スタートアップの企業はフットワークが軽いのである程度の説明ができれば事業展開の土地として捉えてもらえるんですが、その想い部分をどう行政や地場の企業に伝えられるかが非常に重要かなと思ってます。

 

ーUターン、Iターンを考えている人に向けてメッセージをいただけますか?

石川翔太さん:僕はUターンではないので、Iターンの方へのメッセージになるんですけど、第二の故郷を作れるよって伝えたいです。故郷の条件はそこに人がいるかどうかだと思ってます。故郷に帰るってなったときに、設備や施設があるからそこに帰ることはなくて、母ちゃんに会いに行くとか地元の友だちに会いに行くとかの理由がほとんどだと思います。

新潟の人たちはそんな人達を受け入れたいと思っている人が非常に多くいて、その意味ではIターンって面白いし、自分の中のライフステージの変更になるかもしれないです。

ガラス越しの石川翔太

 

自分の人生や選択に自身を持ってほしい

ーshabellというサービスについてお伺いさせていだきます。最初サービスを聞いたときどんなイメージを持ちましたか?

石川翔太さん:守岡さん(shabell社代表)の覚悟感が大きいなって思いました。そういう覚悟感って今の社会に必要だなって思います。

要はテクノロジーで何ができるとか、どういうサービスができるかっていうことは、今の時代どの企業でもどのビジネスマンでもある程度のものが作れると思っていて、そこから先は不退転ぐらいの覚悟をもってやりきれるかとか定性的な話になるんだと思うんですよね。

結局定量的な技術ではなくて、定性的な想いとか熱量とか人間に紐づく力が世の中をよくするビジネスに求められているんじゃないかって思っています。その文脈に対してめちゃくちゃハマるなって思ったのがshabellのファーストインプレッションですね。

 

ー石川さんがshabellに対して、今後期待することはどんなことですか?

石川翔太さん:一つのインフラみたいになったらいいなって思います。僕自身、人生を考える生き方をし社会人になってやっとはじめた状態ですが、現状就職活動になっても真剣に考えない・または就職活動の時だけそういうことを考える人が多いのが日本人だと思っているんです。

だからそういうことを早く気づかせる役割になったら、色んな人が自分の人生とか選択に自信を持って生きている風になれば良いなって思います。それが生き方の思考の場に、shabellがなっていったら世の中面白くなるんじゃないかなと思います。

***

今回はイードア新潟支社長の石川さんに取材をさせていただきました。

Iターンをすることで第二の故郷ができると話す石川さん。帰りたい場所ができるということに、Iターンに対する魅力を感じました。

shabellbaseでは今後も多種多様なキャリアを築く方々を紹介しています。
あなたの夢探しやライフプランに役立つヒントを見つけてみてください。

石川翔太さん
いしかわ しょうた|編集者 経営者


1988年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、創業期のイードアに初の新卒入社社員として入社。ベンチャー・スタートアップ企業を中心としたHRコンサルティング(組織開発・経営理念策定、浸透など)に従事。 2017年よりWEB/出版メディアFocusOn立ち上げ、編集長就任。 2020年10月新潟支社長に就任。新潟県・新潟市より誘致を受け、新潟イノベーションオフィスNINNO内に新潟支社を設立。 新潟の企業と人の価値を日本、世界に届けるための活動を開始。

株式会社イードア:https://edoa.co.jp/

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